消費税と軽油税の微妙な関係
参議院選挙が今週末に迫っていますが、今回は選挙戦の争点の一つである消費税と軽油引取税の関係についてご紹介しましょう。
[問題]
コンビニやスーパーマーケットで買い物をするときに支払う消費税は、ガソリンスタンドでガソリンや軽油を購入したときにもかかるのでしょうか?
[答え]
ガソリンを給油したとき、軽油を入れた時の領収書を確認してみてください。ご存知の方も多いと思いますが、ガソリンには消費税がかかりますが、軽油の場合には消費税がかかりません。
ガソリンには消費税がかかって軽油にはかからない、一体これはなぜなのでしょうか?
簡単に仕組みを説明しましょう。
◆軽油の場合
(「軽油原価」×消費税率)+軽油税
◆ガソリンの場合
(「ガソリン原価」+ガソリン税)×消費税率
見て解るとおり実際はどちらにも消費税がかけられているのが正解だったのです。ただし、ガソリンの場合はガソリン税が課せられた仕入れ金額に消費税がかかっているので、お酒の酒税、たばこのたばこ税と同様『二重課税』になってます。
軽油の場合は、軽油が販売された時点で軽油税が課される二重課税にはなっていません。
このようにガソリンや軽油を購入するときに違いが生じているのは、税の原則からみてもおかしいのは明らかですね。法人税減税、消費税増税論議も大切ですが、その前にこういった二重課税問題、わかりにくい制度を改めていく抜本的な税制論議が行われることを期待します。